高校生にも分かる大学生物学

高校生でも分かるように大学生物学を解説するブログです。

原文でワトソンとクリックの論文を読んでみよう

生物学を学ぶには絶対に避けては通れない2人の名前「ワトソン」「クリック」。

 

 

皆さんご存知、DNAの2重らせん構造を発見したと誉れ高いかの2人です。

 

 

 

ですが、意外とこの2人の書いた原文の論文は読んでいる人は少ないように感じます。

 

 

大学でも読んでいる友人はあまりいませんでした。

 

 

しかし、意外なこと生命の根幹部分を解明した論文にもかかわらず、わずか2ページと非常に短い論文なのです。

 

ただし、生物学だけの知識だと、X線結晶解析についてが良く分からないかも知れず、そのせいで少しハードルが高くなってしまっているのかもしれません。

 

こちらがその論文になります。

 

https://www.nature.com/nature/dna50/watsoncrick.pdf

 

 

以下の記事で紹介した「生物と無生物のあいだ」でも、かの2人たくさん引用されているのですが、この2人、とてもかっこつけたがりのようです。

biolog.hateblo.jp

 

たとえば最後の1文

 

この対構造がただちに自己複製機構を示唆
することに私たちは気がついていないわけではない

 

なんだか、最後の台詞にピッタリだといわんばかりのキメ台詞です。

 

こういう視点で論文を読んでみても面白いかも知れません。

 

 

日本語訳を探すもよし、Google翻訳片手に読むでもよし、ぜひ一度手にとって見てはどうでしょうか。